Reddit発の無料ツール「Simple Wearable Report」がOura Ringのデータをラボ形式のレポートに変換。GeminiとOura独自AIアドバイザーに同じ質問をした結果、Geminiの方がより詳細で具体的な分析を提供した。
Nina Raemont/ZDNET
ZDNETの注目ポイント:Simple Wearable ReportはOuraのデータをラボ形式のレポートに変換する。この無料ツールは、医師への共有やAIへの問い合わせに活用できる。
Apple WatchやOura Ringといったヘルストラッカーは、健康データの把握において十分な機能を提供している。r/ouraringサブレディットのあるユーザーは、自身の健康パターンをAIで深く探ったり、かかりつけ医(PCP)とデータを簡単に共有したりしたいと考え、「Simple Wearable Report」を開発した。このレポートを生成すると、Simple Wearable Reportは各種データを整理して出力する。
Oura Ringユーザーはすでに、睡眠・月経周期のインサイト・健康パネル・更年期チェックインに関するレポートや、週・月・四半期・記念日・年間レポートのアプリ内表示を共有できる。しかしこれらのレポートはスクロールしづらく、開発者は医師がすばやく確認できるラボ形式のサマリーに近いレポートを作りたかったという。
Simple Wearable Reportの仕組み
筆者は最近のOura Ringデータをシンプルウェアラブルレポートにアップロードし、そのレポートをGeminiにアップロードしていくつか質問した。さらにAI活用を重ねるため、OuraのAIアドバイザー(Oura's AI Advisor)——Oura内蔵のヘルスコーチ——にも同じ質問をした。両者の回答の違いを以下に示す。
体調の良い日について尋ねると、Oura Advisorは簡潔でやや曖昧な回答をした。一方、Simple Wearable ReportをGeminiにアップロードした場合、回答は長く詳細なものとなった。Geminiはウェルネスデータが高かった特定の日付を特定し、平均安静時心拍数(resting heart rate)や心拍変動(heart rate variability)がピークだった「体調が非常に良い日」と「まずまずの日」のデータの違いも示してくれた。良好と優秀なバイオメトリクスの比較は、すべての情報を一か所にまとめる上で有益だった。
興味深いことに、Geminiはアプリ通常表示では示されないバイオメトリクスにスコアを割り当てて分析した。最近の体調不良時のデータを指摘すると、Geminiは安静時心拍数の寄与スコアが100点中7点、睡眠負債(sleep debt)の寄与スコアが100点中11点と教えてくれた。Oura Ringアプリではこれらの詳細は数値化されておらず、注意が必要な場合にOuraがフラグを立てる仕組みになっている。
その後、GeminiとOura Advisorの両方に睡眠に関するアドバイスも求めた。
